人生で初めて裁判所へ行ってきました。被告として。
しかもそれが日本では無く、アメリカになるとは😂
理由は・・・
妻が交通違反で切符を切られたからです😅
交通違反は一時停止違反だったのですが、
一般的に日本でこの内容だけで裁判所に行くことはあまり無いかと思います。
アメリカでもあっさり違反を認めれば裁判所に行かずに、
手紙やネット上のやり取りで終了します。
ただ、罰金が高かったり、違反点数が高くつくと翌年以降の保険料に響いてきたりします。
違反切符
これは州によっても異なるとは思うのですが、
違反して警察官に捕まると、違反内容を書かれて紙を渡されます。
そして、そこには違反を認めるか認めないかを選択するチェック欄があり、
いずれかにしてチェックして裁判所へ郵送します。
これがその用紙の一部です。
最初は違反を認めないとかあるの?って疑問だったのですが、色々調べると、
無罪で最初主張しておくと、罰金が減らされたり違反点数を減らしてくれたりするため、
アメリカ人はほとんどが無罪を申し立てる、にチェックするみたいです。
確かに渡された紙にも、
ここで有罪を認めることと、裁判で有罪となった場合の罪の重さは同じ!
的なことが書いてあるので、
裁判所に行けるのであれば、あっさり違反を認めるメリットって全く無いです。
(裁判費用が少しかかりますが、この程度の交通違反なら弁護士を雇う必要は無いと思います)
というわけで、無罪を申し立てする、にチェックして提出しました。
裁判所
すると後日、○月×日△時に裁判所へ来て下さいとの通知が手紙が来ました。
この手紙には、もしかしたら違反が軽くなるための提案がなされるかもしれないし、
そうじゃないかもしれない的なことが書いてあります。
私たちが行った裁判所は、こじんまりしたところでした。
入る時にはセキュリティーチェックがあります。
よく裁判のドラマで見るような大きな部屋ではなく、
普通の部屋みたいな感じですが、
部屋の真ん中の仕切りの後ろに傍聴席があり、前方に弁護士と検事、
そして一番前には裁判長がいました。
これも裁判所によって色々と異なると思いますし、
もちろん違反内容によっても異なりますが、
私たちの場合は、部屋の中へ入って係に名前を伝えると、
罰則の軽減を受け入れるかわりに違反を認めるか、という用紙を貰いました。
違反点数の軽減
普通に渡されて、家に持ち帰ることができたので、
写真をあげてもいいとは思うのですが、
念の為に内容の一部の箇条書きのみを記載しておきますと、
・20mile以下の速度超過であれば、本来は4点だが2点に減点
・21-30mileの速度超過であれば、本来は6点だが3点に減点
・30mile以上の速度超過は、減点なし
・携帯電話をしながらの運転は、本来は5点だが2点に減点
・一時停止違反や信号無視は、本来は3点だが2点に減点
といったような内容でした。
速度に関しては、過去の違反の程度によってはこの限りでは無いみたいです。
もしこの提案も受け入れない場合は本物の裁判になりますよ、という感じです。
本物の裁判になったとしても、
捕まえた警察官などがその裁判に出廷しなかったりする時には
証拠不十分にて完全に無罪となることもあるみたいなので、
一か八か裁判に持ってくのも一つかもしれませんが、
今回この段階で私達は受け入れることにしました。
裁判所内
傍聴席にはたくさん待ってる人がいて、
自分の名前が呼ばれるのをひたすら待ちます。
私達の時は、傍聴席でおしゃべりしてる人がたくさんいて、
途中で係の人が「ここは裁判所なんだから静かに!」って怒ってました😂
そんな怒られ方を聞いたのは学生以来な気がします😅
中には弁護士を付き添って、本人はヘッドフォンをさせられて聞こえないようにさせられながら、
弁護士と裁判官が話をしているような人もいました。
どんな違反?罪?だったのか気になりますが・・・
裁判官
裁判官に名前を呼ばれると、裁判官のところへ行きます。
とりあえず裁判官がなんて言ってるのか最初よく分からなかったのですが、
とても優しい方で、ゆっくり丁寧に説明してくれました。
そしてこの提案で違反を認めますか?と聞かれたので、
'yes'と答えて終了しました。
最後は罰金を清算できるところが部屋にあって、
そこで会計して終了です(クレジットカードも使えました)。
最終的に支払ったのが、この(予備?)裁判費用+手数料?+罰金で合計$150、
そして2点の違反点数が妻につきました。
しかし、もし最初にあっさり認めていたら3点の違反点数がついていましたから、
今後保険にどう影響するかはまだ分からないですが、
とりあえずは少しでも減らせたので良かったかと思います。
罰金に関してはネットで調べた限りだと、
ニューヨーク州は一時停止違反で$150の罰金とあったので、
最終的に支払った費用は同じだったかもしれません。
もちろん交通違反しないことがベストですが、
もし交通違反で捕まったらできるだけ粘ってみるのも
アメリカでは得策のようです。